おいしさの数値化
多感覚器分析
ヒトが食品や飲料を口にした時に知覚する「味」は、嗅覚、味覚、視覚および体性感覚などの複数の刺激が相互作用し、脳で感じるものです。多感覚器分析システムは、嗅覚・味覚・視覚の受容体レベルに作用する化学物質を各々迅速、かつ高感度に検出し、それらのデータを統合した刺激パターン(外部測定値のインポートも可能)を多変量解析することで、包括的な官能分析を可能とします。
官能評価
食品の官能的特徴を記述・定量し、新製品のPRに用いたり、入荷または出荷前製品の品質の評価を下したりなど、食品会社において分析型官能評価は必要不可欠な手段です。最近では、目的に応じた様々な官能評価手法(QDA、TDS、CATA、Napping…)が開発されています。多感覚分析システムによるモデルづくりのための教師データとしても重要です。