におい嗅ぎシステム Sniffer 9100



ガスクロマトグラフ(GC)には多くの検出技術が採用されていますが、GC オルファクトメータ(GC-O)は、ヒトの鼻が検出器の役割を果たします。ヒトの鼻は、「におい成分」に対してしばしば物理的な検出器より高感度に応答します。GC-O は、食品やフレーバー、フレグランスを含む製品中の主要成分から汚染物質のような微量成分までのにおいの検出に大変優れた能力を発揮し、においに寄与するキー成分を同定することができます。

におい嗅ぎシステム Sniffer 9100 は、市販のあらゆるGCやガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)に汎用的に接続できるスタンドアローンのにおい嗅ぎ専用ポートとして設計されています。

におい成分の検出に最適なGC-O

  • あらゆるメーカーのGC, GC-MSに設置可能
  • 加湿空気とメイクアップガスにより、パネリストに「嗅ぎやすさ」を提供
  • 80cmと140cmのトランスファーラインで、パネリストにとって快適な空間を維持
  • 温度管理精度に優れたトランスファーラインはコンタミネーションの問題を解決
  • 最大3人までのパネリストが同時に試験可能。分析効率が大幅アップ!
  • Sniffer 9100 は、様々な設定が可能なタブレットオプションを用意

タブレットオプション

Sniffer 9100 は、タブレットオプションを用意しています。様々な設定をタブレット上で行うことが可能です。

  • 各種温度プログラム設定(初期・最終温度や時間、昇温速度など)
  • タッチ領域の設定:テキスト、フォント、色、タッチ領域の値(フルスケール%単位)、タッチ領域のゼロオフセット、フレーバーホイールとして表示
  • ユーザー設定
  • フィンガースパンオプション:タッチスクリーンテクノロジーによるデジタルフィンガースパン

フィンガースパンで「におい」の強弱を反映したアロマグラムを作成

デジタルフィンガースパンは、パネリストが感じた「においの強度」に応じて、二本の指(一般的には親指と人差し指)をタブレット上で動かし、その指の幅による連続的な強度変化をアロマグラムとして作成します。 既存のデータシステムやインテグレータへのアナログ出力ができます。


GC のピーク強度が「においの強度」と一致するとは限りません。

※ピーク面積が顕著に小さいにおい化合物については、フラクションコレクタに切り替えて繰り返し分取することができます。


製品仕様

名称 におい嗅ぎシステム Sniffer 9100 
トランスファーライン 標準:80cm または 140cm
オプション:40 ㎝
1台のGC に最大3ポートまで接続可
通信 LANケーブル(TCP/IP経由)
温度プログラム 50~ 325℃, 1℃ステップ
最大推奨温度: 280℃
マーカー におい強度
信号出力 0~1V / 0~5V / 0~10V I/O信号 Start in, Stop in, Ready out
電源 100 / 240 V - 50/60 Hz 
寸法(コントロール部) 35(W) x 37.5(D) x 19.5(H) cm

※外観・仕様は予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

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