元素分析装置用オートサンプラ HT1200I/HT1100I
(ICP-OES/ICP-MS/MP-AES/フレームAAS対応)

HT1200i

HTAのHT1200I/HT1100Iは、ICP-OES、ICP-MS、MP-AES、フレームAASなどの元素分析で、サンプル導入を自動化するオートサンプラです。 省スペース設計と短いフローパス、自動洗浄、次世代エレクトロニクスにより、ルーチン分析の効率化と安定運転に貢献します。

  • HT1200I: サンプル本数が多い運用や、酸などによる腐食・臭気対策まで重視したいラボ向け。密閉(シールド)チューブ対応の高容量モデルです。
  • HT1100I: 標準的なサンプル本数で、装置サイズとコストのバランスを取りたいラボ向け。6ラックのカルーセルで日常ルーチンに合わせやすいモデルです。

HT1200I
密閉チューブ対応・高容量オートサンプラ(高容量自動サンプルチェンジャー)

HT1200Iは、幅広い元素分析装置に対応する高容量モデルです。コンパクト設計でありながら、密閉サンプル/試薬チューブに対応し、短いフローパスと柔軟なラック構成で高い生産性を実現します。


特長1:密閉チューブ対応で、腐食・臭気対策をスマートに

HT1200Iは、一般的なオープンチューブに加えて、密閉タイプのサンプルチューブ/試薬(溶媒)チューブに対応します。これにより、薬液の蒸気による腐食リスクや臭気の課題に対して、高価なエンクロージャに頼らずに対策しやすくなります。密閉チューブの使用は、室内の化学蒸気量を減らし、ラボの空気環境改善や周辺機器の長寿命化にもつながります。


特長2:3ラックの高容量設計(ルーチンの連続運転に)

サンプルラック3台を搭載し、総サンプル数を大きく確保できます。

  • 10 mLチューブ使用時:最大180本
  • 50 mLチューブ使用時:最大63本

また、一般的なチューブラックに加え、カスタムラックの組み込みや異なるラックの混合構成にも対応し、容器・運用に合わせて柔軟に構成できます。



特長3:自動洗浄フローでクロスコンタミを抑制

サンプル処理は、カルーセルとアームが回転して対象チューブへ位置合わせ → プローブを設定深さまで挿入 → 分析装置が不活性フローパスを通じてサンプルを吸引という流れで進みます。 測定後はプローブが自動で洗浄ポートへ移動し、洗浄ポンプがプローブの内外を洗浄。次サンプルへ移れるため、クロスコンタミの低減と作業の省力化に貢献します。


特長4:短いフローパスで、すすぎ時間と負荷を低減

競合製品と比べてサンプル移送チューブを約0.5 m短くできる設計をしています。これにより、すすぎ時間の短縮、洗浄工程の簡素化/高速化、設置スペースの削減が期待できます。さらに、アルゴンや電力の消費低減、サンプルとの接触時間の最小化によるチューブ、スプレーチャンバー、トーチなど消耗品の負荷低減にも配慮しています。


特長5:最新エレクトロニクスで、位置ずれを抑え安定運転へ

エンコーダ駆動で、時間経過による位置ずれの影響を抑制。ARMプロセッサにより、自動校正、外乱管理、自動復帰などの高度な制御をサポートします。


サンプル容量

  • ラック数:3
  • 最大収容数:189本(構成による)
  • チューブ:多様な容器に対応、密閉チューブ対応
    例:オープンチューブ: サンプル10 mL×180本、 または 50mLx 63本 + 標準 50 mL×9本
    密閉チューブ: サンプル10 mL×180本、 または 50mLx 54本 + 標準 50 mL×3本

HT1100I
標準容量・6ラック構成のオートサンプラ(自動サンプルチェンジャー)

HT1000Iは、標準的なラボルーチンに合わせて設計されたモデルです。装置を必要以上に大型化せず、導入・運用・メンテナンスを含めた総コストの最適化を意識した「ちょうど良い」容量とレイアウトが可能です。



特長1:6ラックのカルーセルで、ルーチンに合わせた運用がしやすい

サンプルカルーセルは6つのラックで構成され、ラックごとに異なるチューブタイプを割り当てられます。ラックは着脱式で、装置外での準備や連続投入にも便利です。さらにラックは認識され、取り違えを防ぐ設計になっています。


特長2:短いフローパスで、すすぎ時間短縮・省スペース化

HT1100Iも、移送チューブを約0.5 m短くできる設計で、すすぎ時間短縮、洗浄ステップの簡素化、ベンチ占有の低減などのメリットを提示します。


特長3:プローブ洗浄をポンプ内蔵で完結

ペリスタルティックポンプを搭載し、プローブ洗浄に必要な液体の吸引をオートサンプラ側で直接管理できます。


特長4:操作はシンプル。キーパッドとPC連携で運用

装置前で行う操作(ラインのプライミング、セッション前後の洗浄、セットアップなど)は本体キーパッドで実行可能。分析時は、一般的なICP/原子吸光ソフトウェアから制御できる設計です。


特長5:安定運転を支える最新エレクトロニクス

エンコーダ駆動による位置確認と、ARMプロセッサによる高度な制御で、位置連れ抑制や自動復帰などをサポートします。


サンプル容量

  • ラック数:6
  • 最大収容数:89本(構成による)
  • チューブ:10 mL/50 mL
    例:10 mL×80本+50 mL×9本、または 50 mL×54本

対応装置(例)
HTAのオートサンプラは、Agilent / PerkinElmer / Shimadzu / Thermo / Varian社製など多くのICPに容易に取り付け可能です。


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