カプセルの材質の違いによるにおいの透過性の判定
医薬品メーカー様
カプセルのマスキング判定に電子嗅覚システムを利用
分析
装置: におい識別センサーシステム FOX
材質の異なるカプセル間の臭いの透過性を比較するために、臭いを有する製剤を充填させた 3種類のカプセルとそれぞれの空のカプセルを対照としたパターンの差を検出した。
差の比較には、2サンプル間のユークリッド距離(サンプルデータの重心間の距離)を用いることで、値が小さいほど対照サンプルと類似している(つまり臭い透過がない)こととした。
結果
電子嗅覚システムによって、対照サンプルとのユークリッド距離を求めることで、医薬品カプセルの材質ごとのにおいマスキング効果を客観的に評価することができた。
*電子味覚システムによる味マスキング効果にも応用可能。
※添付の資料は著者の許可を得て掲載しています。