食品香粧学研究における、香り・味・外観分析に。

東京農業大学 生物産業学部 食品香粧学科 様

東京農業大学 生物産業学部は、北海道網走市中心部から車で10数分のオホーツクキャンパスにあります。 校舎の屋上に立つと網走湖や能取湖、オホーツク海までが見渡せる雄大な環境を有しながら、 多彩な分野の研究を支援する最新機器が揃った実験室や演習室、農場などの設備が整ったキャンパスです。 そのような恵まれた環境のなかで、すべての生物産業を視野に入れながら、生産から加工、流通まで、 環界領域を含めた学際的な研究が可能です。また各地域と協力し、地場産業に直結した研究活動も盛んに展開しています。


FOX+ASTREE+IRIS 導入の経緯

平成24年度から新たに「香り」を研究分野に加えて学科名を変更した食品香粧学科では、素材や製品の機能性・生化学的特性、安全と安心に欠かせない微生物学や保存法から、食品と香粧品の開発加工まで幅広い教育と研究に取り組んでいます。さらに企業等の依頼を受けて、新商品開発の共同研究を数多く実施しているのもこの学科の大きな特徴です。 香りの研究において、官能評価をサポートするツールとして機器の導入を検討していたところ、 機器分析で官能と相関付ける客観的な評価を行うために、「香り」だけでなく、味や外観の分析データを組み合わせることを推奨しているアルファ・モスの存在を知りました。海外での実績もあることから、香り識別センサーシステム FOX、電子味覚システム ASTREE、 ビジュアルアナライザー IRISという三種の官能分析機器一式の導入を決めました。


品種や産地の相違などを多角的に分析

香り・味・外観の分析システムを導入したことにより、牛肉、芋、魚醤油、大麦、コーヒーなどのサンプルで、品種や産地の相違などを多角的に分析し、研究に役立てています。学生が装置を使用するため、操作方法で疑問があったときなどは、アルファ・モスのサービス&サポートによるウェブサポートを受けています。


食品・香粧品のさらなる研究開発や各地の産業の活性化に

今後もこの三種の官能分析システムをうまく活用し、食品・香粧品のさらなる研究開発や各地の産業の活性化に貢献していく予定です。

東京農業大学 生物産業学部 食品香粧学科様のウェブサイト

掲載: 2013年11月


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