「商品開発のための官能データの使い方」セミナー
2014年3月25日
食品や飲料の商品開発における官能評価は、多くのメーカーや企業様にて実施されているものの、官能評価の手法やデータの扱い方は様々で、その活かし方に悩まれている方も多くいらっしゃいます。 この度、官能評価関連事業を展開するアルファ・モスとテイストテクノロジーが主催し、食品・飲料メーカーの商品開発担当者様および企画担当者様を対象としたセミナーを開催致します。 本セミナーでは、官能評価や商品開発に経験豊富な実務家を講演者としてお招きし、商品開発プロセスにおける官能評価の役割や活用方法をご提示致します。官能評価データの実践的な使い方を学ぶことができる最適な機会です。ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。
開催概要
名称 | 「商品開発のための官能データの使い方」セミナー | |
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日時 | 2014年3月25日(火) 13:00~17:00(受付12:40~) | |
会場 | ベルサール芝公園 会議室 (〒105-0014 東京都港区芝2-7-17 住友芝公園ビル2F) |
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主催 | アルファ・モス・ジャパン株式会社 テイストテクノロジー有限会社 |
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対象 | 食品・飲料メーカーの商品開発担当者様および企画担当者様 (※今回の講師と競合する香料メーカーの方のご参加はお断り申し上げます。) |
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定員 | 50 名 (定員になり次第、締め切りとさせていただきます。また一定の人数に満たない場合は、 中止または延期することがございますので、予めご了承下さい。) |
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参加費 | 10,000 円 (税込) | |
お支払方法 | 当日現金払い | |
お申込み | 専用のウェブフォームよりお申込み下さい。 |
プログラム予定
12:40~13:00 | 受付 |
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13:00~13:40 |
「官能分析システムとの組み合わせで官能特性を客観的に表現」
商品開発プロセスにおいて官能評価を欠かすことはできません。 しかし、多くのサンプルを一度に評価したり、また官能データの裏付け(相関)をとるために機器分析的手法は有用です。香り、味、外観などの属性に関する分析法とそのアウトプットをご紹介します。 |
13:40~14:30 |
「Descriptive test と“TDS”の比較」
香料メーカーとして様々な食品・飲料メーカー様に対して、官能データの提供を行っています。 今回は、チョコレートをサンプルとして、2つの製品の官能特性に関する違いを明確にする「記述分析法」と、
口に入れてから優位に感じる属性の変化を表現する「TDS」について、データのアウトプット例を紹介します。 また参加者の方に3種類の香料を実際に嗅いで記述して頂く、香り体験も予定しております。 |
14:30~14:50 | 休憩 |
14:50~15:40 |
「課題解決ツールとしての官能評価」
これまで商品開発を下支えしてきた官能評価は、近年の開発担当者を取り巻く様々な問題や課題を解決するツールとして多角的に活用できます。メーカー内の官能評価担当として商品開発担当者に最も近い立場からサポートしてきた経験を元に、「データ」を「実務」につなげるためのプロセスとメソッドをご紹介します。 |
15:40~16:20 |
「商品開発のフェーズ別に最適な官能評価手法」
商品開発のフェーズに合わせた官能評価手法の選び方を紹介します。各種法のメリット・デメリットを理解し、商品開発に活かす官能評価体制を提案します。 |
16:20~17:00 |
パネルディスカッション |
※プログラムの予定は予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。
セミナーの詳細・プログラムはこちら
セミナー企画の主旨
開発した新商品の官能(外観、香り、味、食感・・・)特性を競合品に対して差別化する際、 また原料コストを抑えるために代替原料を用いたときの現行商品との同等性を証明する際、
いずれも官能評価が重要な役割を果たします。そして、結果的に、消費者が期待する官能特性を満たした商品こそが、市場における成功に繋がります。
しかし、昨今の目まぐるしいスピードで新商品開発が要求される流通戦略の中では、 なかなか官能評価に時間をかけられない、またはその価値を見いだせないという声を耳にします。
本セミナーは、そうした商品開発プロセスにおいて有用な情報を与えるための官能評価手法とその成果物について、改めて見つめなおしたいという主旨で企画致しました。
官能特性の評価や分析において、社内の中だけでは時間・人といった資源に制約がありますが、 取引先間でそれぞれの専門性に応じた役割分担をすることにより、
評価の効率化だけでなく、開発コンセプトの一元化が図れると期待しております。
本セミナーをきっかけとして、今後「商品開発アプリケーション研究会」を発足させる予定でおります。 商品開発におけるアプリケーション(応用事例)を共有し、官能データの付加価値をさらに向上させるための取り組みに共感頂ける方々のご参加をお待ちしております。
講師略歴
木村 大介(きむら だいすけ)
ジボダン・ジャパン株式会社 センソリーサイエンティスト
同社にて主に記述定量分析に10年以上従事。評価対象品は飲料、 菓子、乳製品、食品を含む全カテゴリーを担当し、近年は菓子と食品が中心。最近はラーメンの評価を多く実施している。
菅 木綿子(すが ゆふこ)
元外資系飲料メーカー官能評価担当
国内印刷会社パッケージ事業部企画本部デザイナーを経て、外資系飲料メーカー研究開発センターにて官能評価と消費者調査を担当。 現在は国内食品メーカーにてパッケージデザイン開発を担う。官能評価士、包装管理士。「パッケージデザインを学ぶ 基礎知識から実践まで」
(共著、武蔵野美術大学出版局)を2014年に上梓。
平沼 孝太(ひらぬま こうた)
テイストテクノロジー センサリープロフェッショナル
同社にて商品開発のコンサルティングに従事。官能評価関連では官能評価室の立上げ、 パネルトレーニング、データ解析を中心としたコンサルティング・研修を行う。ブログ「官能評価なるもん」は10周年。
吉田 浩一(よしだ こういち)
アルファ・モス・ジャパン株式会社 ゼネラルマネージャー
アルファ・モス製「電子嗅覚・味覚システム」等の販売、アプリケーション開発に約20年携わる傍ら、Herbert Stone氏(元米国Tragon社代表)とQDA法の認知活動のためのワークショップ等を定期開催。2013年より、官能評価ソフトウェア「FIZZ」の輸入販売、サポートを開始。「超五感センサの開発最前線」(2005年,共著)、「各種事例から学ぶ官能評価」(2008年,共著)
*本セミナーは終了致しました。ご参加ありがとうございました。