GC用ヘッドスペースオートサンプラ HT2000H / HT2100H



コンパクト設計のGC用ヘッドスペースオートサンプラ

HT2000Hシリーズは、高速・高精度のサンプリング能力を有するGC用ヘッドスペースオートサンプラです。デザイン性にも優れたコンパクト設計のオートサンプラはGC本体上に設置可能で、ベンチスペースをほとんど必要としません。 スタンダードな42ポジションのトレイ仕様(HT2000H)とエントリーレベルの14ポジション固定ポケット仕様(HT2100H)の、 2つのモデルを用意しています。

HT2000Hシリーズの特徴

使いやすいインターフェイス

タッチスクリーン

本体正面のフルカラータッチスクリーン(HT2000H)は、 あらゆるパラメータ設定を簡単かつグラフィカルに操作することができ、 大変柔軟なユーザーインターフェイスを提供します(HT2100はキーバッド式)。 サンプルをセットした後、使用するバイアル番号の範囲を入力してスタートボタンを押すだけで、 迅速にルーチン分析を開始することができます。 そのため、余分なダウンタイムがありません。


優れた操作性

タレットがバイアルを掴んでオーブンに移動し、プログラムされた温度下で加熱と攪拌を同時に行います。 平衡に到達した後、加熱されたガスタイトシリンジでヘッドスペースを吸引し、GCに直接注入します。 注入後のシリンジは、不活性ガスによってパージされるので、クロスコンタミネーションのリスクは極めて軽減されます。 青色LED照明により、ターゲットの確実なハンドリングを視覚的に確認することができます。


高い生産性(HT2000Hのみ)

GCのランタイムに合わせて最短のインターバルでサンプルを注入できるよう、 6ポジションのオーブンを使ったサンプルのオーバーラップインキュベーションが自動プログラミングされ、 サンプルの前処理時間を最適化します。これにより、 インキュベーション時間が長い条件であっても、分析のスループットを上げることができます。


実証済みの優れたヘッドスペース技術

加熱したガスタイトシリンジによるヘッドスペースの取扱は、系全体を単純かつ堅牢化します。極低濃度の検出に影響しがちなサンプルループやトランスファーラインのデッドボリュームの問題や、 そこでの吸着の懸念を排除します。ループサイズの変更なしにサンプル量を調整することができるため、非常に異なる特徴を有するサンプル群でも連続した分析が可能になります。
また、HT2000Hシリーズには、システム整合性チェック機能(*)、バイアルリークチェック機能(*)、シリンジやセプタムなどの交換時期を管理するメンテナンスカウンター機能など、 高度で便利な機能が搭載されています。
(*)PC(HTA Autosampler Manager)との接続が必要です。


維持費用の低コスト化

H2000Hシリーズは、シリンジパージに使うわずかな量の不活性ガス以外に、ガスを必要としません。また、O-リングやシーリングの交換も不要です。 マグネチックキャップや特別なキャップの使用などの制約がないため、維持管理の費用を抑えることができます。


各社GCに接続可能、ベンチスペース不要

市場における最もコンパクなデザインで、GC本体上に設置されるため、新たに準備するベンチスペースは不要です。 GCモデルごとの専用インストレーションキットを用いて、新旧問わずにほとんどの各社GC に搭載可能です。


ソフトウェアコントロール

HTA Autosampler Manager

HTA Autosampler Manager (HT2000Hにはオプション)をPCにインストールすることで、 ソフトウェアでオートサンプラを制御することができます。 スタンダードモード(HT2100Hでは標準装備)と、CFR 21 Part 11に準拠したフルモードの2種類があります。


GC用オートサンプラHTシリーズが対応するGC, GC-MS機種例

Agilent/HP 4890, 5890, 6820, 6850, 6890A, 6890N, 7820A, 7890A, 7890B, Intuvo 9000
(5971, 5973, 5975, 5977, GCD Plus, LECO, JEOL, Waters... )
Bruker/Varian 430, 450, EVOQ GC-TQ, Scion 436-GC, Scion 456-GC, Scion SQ, Scion TQ
3300, 3380, 3400, 3600, 3800, 3900 (Saturn 1200, 2100, 200, 4000... )
DANI 8610, 8500, 1000, Master GC (Master TOF-MS Plus) 
GL Sciences GC353-1, GC-3200, GC-4000
Hitachi G-3000, G-3900, G-6000, G-7000
J-Science GC7100
Perkin Elmer Autosystem XL, Clarus 400, 480, 500, 580, 600, 680, 690
Shimadzu GC-14, GC-17, GC-2010, 2010 Plus, 2014, 2025, Tracera, Nexis GC-2030
(GCMS-QP2010, QP2020, QP5050A, TQ8030, TQ8040, TQ8050...)
Thermo Focus, Trace Ultra, Trace 1300, Trace 1310
(ITQ, Polaris, Thermo DSQ, TRACE MS Plus, TSQ Quantum GC, Voyager…)
   ※その他のGCモデルにも適用可能です。

HTオートサンプラ+GC

HTオートサンプラ + GCのセッティング例はこちら


HT シリーズのGC 用オートサンプラは、あらゆるモデルのGC に対応できるため、GCの更新(交換)時でもオートサンプラはそのまま使い続けることができます。 ご使用のGCの型式をご相談ください。

GCモデルに応じた専用のインストレーションキットを用意しています。取り付けから動作までの互換性を保証します。

GCモデルによらず、オートサンプラのメンテナンス、バリデーションは、当社サービス部門によってサポートされますので、安心してご使用いただけます。

クロマトデータシステム(CDS)との互換性

各種クロマトデータシステム(CDS)に対応するドライバも用意しています。ドライバをインストールすれば、Agilent EZChrom,Agilent ChemStation や Thermo Chromquestなど(*)のCDSから、HTオートサンプラのメソッド(SPMEを除く)やシーケンスの作成・編集、操作が直接可能になります。
(*)適用機種はご相談下さい。
詳細はこちら

製品仕様

モデル HT2000H HT2100H
トレイ収容力 42バイアル(20mL); 
(オプション: 10mL、6mL)
14バイアル(20mL);
(オプション: 10mL)
シリンジサイズ 2.5mL; (オプション: 1mL, 5mL)
洗浄システム 不活性ガスフラッシュ
(インレット: 1/8 "; 最大圧力: 1bar)
メンテナンス 予防保守カウンタ、システムの整合性チェック
PCからの制御 LAN, TTL(オプション: RS232) LAN, TTL
ターゲットイルミネーション あり
コンディショニング
オーブンポジション 6 1
オーブン温度 40°C~170°C または オフ 40°C~150°C または オフ
インキュベーション時間 0~999分
撹拌方法 回転 振動
撹拌速度 遅速の段階的調整可能 -
撹拌サイクル オン/オフ 0-9.9分
サンプリング
シリンジ温度 40°C~150°C または オフ
サンプル量 0.01mLステップ
サンプルの均質化 最大15回のストローク
サンプリング速度 0.01-100mL/分 0.5~100mL/分
インジェクション
注入速度 0.01~100mL/分 0.5~100mL/分
注入前後遅延時間 0~100分
寸法 330(W)×640(H)×320(D)mm 280(W)×640(H)×320(D)mm
重量 10Kg 8Kg
電源 100/240V±10%Vac; 50/60Hz, 150VA
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