開発パートナー

アルファ・モスの新製品開発、電子嗅覚・味覚システムの製品改善、アプリケーションの開拓など、官能分析におけるソリューションを提供し続けるため、 アルファ・モス・ジャパンはパートナーと共同研究を行っています。


食品分野

相良泰行先生

相良泰行先生は、東京大学大学院 国際情報農学研究室で、 おいしい食生活を追求する食感性の研究を行っていました。 様々な研究のなかで、においや味を客観的な数字で表す際に、 Alpha M.O.S.の電子嗅覚・味覚システムを採用しました。

FOOMA 2008 のアカデミックプラザでは、食感性工学に関する発表が、AP賞を受賞! コーヒーの産地および焙煎度による香りの差異を識別するために、Alpha M.O.S. のにおい識別センサーシステムFOXが活躍しました。

現在、相良先生は、社団法人食感性コミュニケーションズ 理事長として、また東京大学名誉教授として、 ますます食感性に関する研究に邁進されています。



医薬品分野

武庫川女子大学 薬学部 臨床製剤学研究室

武庫川女子大学 薬学部 臨床製剤学研究室 内田 享弘 教授のグループでは、 医薬品・機能性食品等の風味特性や味のマスキング効果に関する評価や研究に、 Alpha M.O.S.の におい識別センサーシステムFOX、 電子味覚システム ASTREE を使用しています。

例えば、国内で販売されている15本の栄養ドリンクの飲みやすさの評価を行ったことがあります。 訓練された官能評価パネルで、 飲みやすさと基本的な味の評価スコアを得たところ、 全体的な飲みやすさは、酸味の強度およびフルーツの香りと正の相関があり、 苦さの強度と生薬の味とは負の相関が出ました。

電子味覚システム ASTREEは、酸味と苦味の強度を、 におい識別センサーシステムαFOXは、フルーツの香りを予測することができます。 電子味覚システムによる識別結果では、15本の栄養ドリンクを4つのグループに、 さらに、におい識別センサーのデータを統合することで、 全体を3つのグループに分類することができました。 これにより、電子味覚システムだけでなく、電子嗅覚システムも、 栄養ドリンクの飲みやすさを測るのに有効なことが分かりました。



静岡県立大学 薬学部 実践薬学分野

静岡県立大学 薬学部 並木徳之教授の研究室では、「すぐに医療に直結することを研究する」をモットーに、 口の中ですぐに溶けて服用できる錠剤の開発や複数の薬を一つにまとめるといった、 患者のベネフィットを実現するための研究を進めています。特に、最近の研究成果から、 「医薬品のにおいを変えることで、 同じ味でも苦くないと感じる」ことを提唱した第一人者であり、 これまで希薄であった味の改善における香りの重要性を説き、 患者がより飲みやすい製剤設計に新たな視点を取り入れています。

こうした研究課題を進める過程において、アルファ・モス社の電子嗅覚システムPrometheusや電子味覚システムASTREEは、 官能評価を裏付ける客観的データとして、薬学会など数多くの学会発表の中で活用頂いております。 アルファ・モスでは、 同研究室とのパートナーシップを通じて、研究者のベネフィットを実現するための官能分析機器の発展を目指します。


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